D型倉庫の餌の周りにたまった馬糞の山。
馬糞も北海道のこの寒さに、例にもれることなく凍る。
つぶれて凍れば地面は緩やかな山になるが、コロッとしたまま凍ると、ちょっと危なくて、私たちが小さなボールが転がっている床の上を歩くのと同じくらい危ない。
これが逃げるのに、支障をきたしたのでは?
と言うのが、私の考え。
ピースを出す前に、暖かい日に倉庫内の馬糞をある程度トラクターでかき出した。
今日はもう半分、トラクターでかき出す作業を行った。
まだまだ凍っているところもあるため、なかなかきれいに平らにすることは出来ず、それでもある程度、馬の安全を保てるくらいにかき出すことができた。
それが終わって、今度乾草ロールを入れるのに、シャベルからフォークに付け替え、ロールを持ち上げた。
ロール入れの前まで、ロールを持ってきて、角度の微調整でハンドルを右に切ったときだった。
トラクターがありえない角度に傾いた。
ロールを低く下ろして、トラクターの安定をはかろうと思ったが、ロールを下げる振動が加わるたびにトラクターの傾きが強くなった。
「これ、ヤバイな…」
一瞬降りて逃げようとも思ったが、降りる方向に傾いているため、余計な重さの移動はかえって危険だった。
ゆらゆら揺れるやじろべえみたいに、どこか1点で支えられていて、何かおかしな力が加わったら、倒れちゃいけない方へ倒れてしまいそうだった。
「さて…逃げられないんなら、この場を自力で何とかするか、倒れるか2つに1つだわな」
次に起こすアクションで、倒れるか倒れないかどっちかだと思った。それくらい傾いていた。
トラクターは事故が多く、年間90人くらいの方が亡くなっているという。
倒れれば無事ではいられないだろうな~と思った。
一か八かだ!
ハンドルをかなりゆ~っくり戻しながら、バックした。
傾きが徐々に戻っていくのが分かった。
「助かった~…」
ロールをいったん下に下ろして、5分休憩した。
手が震えていた。
病気や落馬で何回か危ない目にあって、トラクターでも正直言うと何度かヒヤッとすることは経験している。
そのたびに走馬灯がグルグル走ったものだ。
熊に出くわして逃げていた時も走馬灯は回っていたが、今回は走馬灯は回らなかった。
危険な目に合いすぎて、走馬灯のゴムの部分がダメになっちゃったのかもね。
5分休んで落ち着いたので、再びロールを入れる作業へ戻った。
今度は傾かないように、慎重に入れた。
でもトラクターでこれだけヒヤッとしたのは初。
今でもちょっと身震いがする。
入れ終わったロールを美味しそうに食べる馬を見て、ホッとしつつも、
「農家も、結構体張って、命がけなんだよな~」
と思った。
津波に襲われて、難を逃れた人は、きっとこんな感じで体が震えたんだろうな~と思った。
かき出した馬糞の山。
これは夏に作る野菜の畑の肥料、馬たちの牧草地にまく肥料に使う。
タローをフリーにしたら馬糞の山にすっ飛んでいって、スリスリして遊んでいた。
犬って、馬糞とか堆肥に体スリスリするの、好きなんだよね~。
あ~あ~、ニオイ取れないぞ~!
何故かずっとくっついて来ていたピース。
ピースのためでもあるのを分かってるみたいな感じがした。

タフィー104さんからの転載です。
仙台市泉区で猫ちゃんが行方不明になっています。
地震でおそらくパニックになり、飛び出してしまったようです。
もし、近所の方等見かけたら是非連絡お願いします。
種類はメインクーン
大きいので目立つと思います。
飼い主にとってはわが子と同じ。
みなさんよろしくお願いします。
詳しくは柴主さんの記事
http://yokatta-sagashi.at.webry.info/201103/article_4.html
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