嘘ならいいのに

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昨日、を監視しながらブログを仕上げたあと、

訪問をはじめていたらが便をたて続けにしたので、

これは!

と思い、急いでめいにどいてもらって作業服を着こんだ。

吹雪の中、馬小屋に着いて乳を見たらヤニと言う初乳のかたまりが着いていた。

それも出産の兆候だ。

もう産まれる!と思い、敷きワラをたくさん敷いてやると、は横になった。

助っ人の先輩馬飼いさんに電話したが、吹雪と雪ですぐには出られないとのことだった。

私は母を起こし、昨日お産用に準備した一式が入ったカゴを持って走った。


12時50分頃、破水があり、足が出るのを待った。

しかし足が出てこない。

産道に手を入れてみた。

足がない。

もう少し待って、の力で出してもらうのを待つしかなかった。

やがて足が出てきたが、もう片方が出てこないし、手を入れてみても見つからなかった。

難産だと思った。

助っ人の馬飼いさんに電話したが、まだ除雪でこちらに向かえないとのこと。

指示を仰いで獣医さんも呼んだ。



やっと足が見つかって、引っ張ったら、頭も出てきたので、母と二人で引っ張った。

これは、いつもと違う!

はしっかりいきんでいるのに出てこない。

やっと引っ張り出したときには子馬は虫の息だった。


でも心臓は動いていたから、鼻から水を吸い出したり、呼吸を促したりしてみたが、

衰弱が激しく、助っ人馬飼いさんが到着して間もなく息を引き取った。


馬飼いさんが子馬を見て、へその緒が子馬に絡まっていると指摘。

順調に出てこなかったわけはそれだった。


へその緒が子馬を締め付け、窒息死したのだ。


11ヶ月を棒に降った脱力感でいっぱいになった。

の処置をすぐにして、後産もきれいに降りたので、は無事。

また名もない馬を出してしまった。


青毛の雄だった。



こればっかりはどうにもならない。

悪いときは重なるもので、まさかの吹雪でおまけに難産。

天命としか言いようがない。


3時には処置も終わったので、馬飼いさんと獣医さんには家にあがってもらって

お茶を飲みながら、馬や動物の話をした。


今年は別の先輩馬飼いさんの牧場では、母馬の乳が合わなくて衰弱死した子馬の話しも聞いていた。

新生児黄疸症:母馬と種雄馬の血液型の間に一定の抗体が出来ることで初乳の中に子馬の赤血球を破壊する物質が作られるために発生する)

母乳が合わないとどうしようもない。


お二人が帰ったあとで、カラスから守るために子馬をブルーシートで覆い、

血がついた牧草を片付け、4時半に布団に入った。

眠れなかった。

かといって、起きれもしなかった。

つけっぱなしのモニターでは、いなくなった子馬を探して

がいつまでもいつまでも鳴いていた。







気がついたらめいが左側、しいが右側に、

まるで私を守るようにいてくれた。


午後にも、どうしようもないくらい眠くなって昼寝していたら、足元が異様に温かくて目が覚めた。

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にこしいが足の間に入って寝ていた。

がっかりしていたんだけどね、ちょっと元気もらったよ。



というわけで、皆さんのご期待にはこたえられませんでした。

今日はエイプリルフールだったんだよね。

ホント、嘘ならいいのに。



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